・エドワード

 この物語のヒロイン。年齢は12歳。西の国の国王ジャスティスと王妃クリスティーンの間に生まれた、天真爛漫な王女。男性の名前だが、クリスティーンが生前に「生まれてくる子供が男の子であっても女の子であっても、国の富と国民の幸福を護れるような国王(女王)であってほしい」という願いを込めて命名した。

 可憐なルックスとは裏腹に、自分の体重の倍以上の人間や物などを軽く持ち上げる事ができ、およそ十メートルまでの高さで飛び上がれるジャンプ力や、飛んできた矢をいとも簡単につかめるほどの動体視力など、通常の人間では不可能な能力を備わっている。ただし、水泳が全くできない。池や海など水かさの深い所も大の苦手である。また、走ることも苦手。その一方で人の心の傷みに涙を流すなど、優しい一面を持っている。
敵対国である東の国の皇太子・ミノイアとは時に衝突しながらも、彼の全てに惹かれていく。自分の事をなぜか「ボク」と言う。勉強が大の苦手で成績が伸びず、宮殿の専属教師にいつも呆れられている。

 

・ミノイア

 

 

西の国と敵対する東の国の皇太子で、若き指導者。13歳。頭脳明晰で武術にも富み、大人顔負けの厳格な振る舞いで自国の政府関係者や軍隊に存在感を示している。その一方で女王アンナには頭が上がらず命令を聴く身で、身分の高い彼でも逆らえれば命がない。表向きは女王アンナと亡き国王ローワンの一人息子となっているが、実際はアンナがたぶらかした造園職人の弟子との不貞関係を冒した末に懐妊、出産した不義の子である。 
エドワードとは違い、瞬間移動や眼力で物を動かしたり、人の心を操ることができる特殊能力を持っている。また、自身の身体からなぜか白檀の香りが常に漂い、ボトル一本のウォッカやブランデー、果てには毒物に強い耐性を持つ体質を備わっている。
幼少の頃からアンナに虐待を受け、心の傷を負い、彼女に不信感を募らせている。12歳の誕生日には左腕に“Treueed(ドイツ語で“忠誠を誓う”という意味)”と、背中に東の国の国章である剣と黒ワシの絵が描かれたタトゥーを無理矢理入れられる(ただし、本人はこのタトゥーを良く思っていない)。彼の黒歴史が他にも一つあり、エドワードにも語らずに1人で抱え込んでいる。

 

お転婆なエドワードにはからかったり、時には叱責することもあるが、相手が敵国の王女であることに葛藤を感じながらも、深い愛情を抱いている。

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